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背取り |
背取りという言葉を一度は聞いたことはありませんか? 最近、副業で一般的になってきた言葉です。 何を指すのか分からないけれど、 耳にしたことがあるという人もいらっしゃるかも知れませんね。
背取りとは本の転売のことを指します。 ブックオフや古本屋で本を買い取り、 転売することで利益を得るものです。
インターネットが普及する前は 購入した古本をほかの古本屋に卸すことで、 利益を得ることが一般的だったのですが、 最近ではインターネット書店を利用することで、 個人でも簡単に古本を売買できるようになりました。 そして、販売先は日本全国はもちろん、 場合によっては海外に住んでいる人たちもお客になります。
「背取り、副業」とインターネットで検索すると、 さまざまな副業ノウハウが出てきます。
ブックオフへ行って、売れそうな本を探す術、 購入する前に本についている「ISBN」コードを検索することで、 その本がどのくらいの金額で流通していて、 どのくらいの順位で取引されているのかなど調べて購入しよう……などなど。 それこそ、星の数ほどにノウハウを伝授するサイトが出てきます。
もちろんそのノウハウに沿って副業を始めるのもひとつの手ではありますが、 ブックオフで購入して、アマゾンで売りさばくという背取りは 数多くの人が行っていて、かなりの手垢がついています。 同じ方法で行ったとしても利益が上がらず副業にならないことも多いようです。
背取りというのは ・いい本(買いたい!と思う本)を安く仕入れ ・その本を必要な人に告知し ・購入額以上で販売すること で収入が得られるのです。
目先の金額だけに目がくらんで、 いい本、求められている本を探すことを忘れる人が多いようです。
たとえば 絶本を探す シリーズすべてをそろえて一括で販売する 歴史関連書籍だけを扱う 日本に住んでいる外国人向けに日本を紹介する英語図書を専門で扱う
などなど、あなたならではの商品展開をしなければ、 これから先は副業としては成り立たなくなるのかもしれません。
自分ならではの目の付け所を探すのも大切ですが、 どんな本がいい本なのか、本を読むことも大切なことです。 本をまったく読まない人が副業として手がけるのは、 けっこうリスクの高いことかもしれませんね。
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